1. 大学Gmailとは
大学Gmailとは、大学メールアドレス(@kyokyo-u.ac.jp)が使用できるGmailです。Webメール(Zimbra Collaboration)、簡易メール(Roundcube)とは別の第三の選択として、Gmailを使用したメールの送受信が可能になります。
大学Gmailを利用するには設定が必要です。このマニュアルでは大学Gmailを利用するための設定を説明します。
設定によってすべてのメールがGmailに転送されます。データの取り扱いについてはGoogleの利用規約に同意し、自己責任で管理してください。 |
組織アカウントは大学Gmailを利用できません。 |
Gmail自体の使い方はGoogleのドキュメントをお読みください。 |
2. 大学Gmailを利用するための手順
手順は大きく分けて二つです。必ず1.を実施後に2.を実施してください。2.のみ実施した場合、エラーメールが送信者に届く場合があります。
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大学Googleアカウントを作成する。
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Webメールで転送設定を行う。
2.1. 大学Googleアカウントを作成する
大学Googleアカウントとは、大学メールアドレス(@kyokyo-u.ac.jp)でGoogleの各サービス(Google Drive、Classroom、Meet等)にログインし、利用できるアカウントです。すでに大学Googleアカウントを作成している場合は、再度作成する必要はありません。
大学Googleアカウントの作成方法は情報処理センターホームページに記載しています。下記の記事をよくお読みのうえ、アカウントを作成してください。
大学Googleアカウントを作成すれば、Gmail自体の利用やメール送信は可能です。ただし、下記の転送設定を行うまではメールの受信ができません。 |
2.2. Webメールで転送設定を行う
メールを受信するには、転送設定をWebメール(Zimbar Collaboration)で行う必要があります。
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京都教育大学メールシステムにアクセスします。
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「Webメール ログイン画面へ」をクリックします。
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Webメールにログインします。
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【
】 > 【設定】 > 【アカウント】
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【DEFAULT
{自分のアカウント名}@kyokyo-u.ac.jp
(プライマリ)】をクリックします。 -
「メールを別のアカウントに転送する」に「
{自分のアカウント名}@g.kyokyo-u.ac.jp
」を入力し、【追加】をクリックします。 -
「指定したアドレスにメールを転送する」と「メッセージのコピーを保存する」の両方にチェックが入っていることを確認します。
「メッセージのコピーを保存する」のチェックを外すとWebメールの受信箱にメールが届かなくなります。メールロスト防止のため、必ず、チェックを付けたままにしてください。 -
【保存】をクリックし、保存します。
設定実施後は必ず送受信のテストを実施してください。
設定するアドレスの@
マークの前は自分のアカウント名と同じです。@
マークの後ろのドメイン部分はg.kyokyo-u.ac.jp
と先頭に「g.
」がついており、大学メールアドレスとは異なります。間違わないようにしてください。
アカウントの「メールを別のアカウントに転送する」の設定に、自分のアカウントの大学Gmail以外のメールを設定しないでください。正常にメールが転送されず、送信者にエラーメールが返る場合があります。自分のアカウントの大学Gmail以外のメールを設定されていた場合、強制的にフィルター設定に変更します。 |
2.4. 送受信のテスト
設定に問題がないか確認のために、送受信のテストを実施します。
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大学Gmailにログインします。
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大学Gmailで自分自身のメールアドレス<
{自分のアカウント名}@kyokyo-u.ac.jp
>宛にテストメールを送信します。 -
大学Gmailで先ほどのテストメールが「受信トレイ」に入っていることを確認します。(「送信済み」ではありません)
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Webメールにログインします。
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Webメールで先ほどのテストメールが「受信箱」に入っていることを確認します。(「送信済み」には入りません)
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大学Gmailに届いていない場合は、転送設定のアドレスが間違っていないかを確認してください。Webメールに届いていない場合は、「メッセージのコピーを保存する」にチェックが入っているかを確認してください。
3. 迷惑メールとフィルターについて
大学Gmailへの転送は、Webメールの迷惑メール判定やフィルター処理の前に行われます。そのため、迷惑メールと判定されたメールも大学Gmailに送信されますが、より強力なGmailの迷惑メールフィルターによって迷惑メールの判定が行われます。フィルターの振り分けや転送設定に関係なく、大学Gmailには転送されます。
主に大学Gmailを使う場合は、Webメールの迷惑メールフォルダーを確認する必要はありません。大学Gmail上の迷惑メールフォルダーを確認するようにしてください。
大学Gmail上で、振り分けや転送を設定することもできます。設定方法についてはGmail上のヘルプを参照してください。
4. トラブル/Q&A
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大学Gmailにメールが届きません。
転送設定のメールアドレスが正しくない可能性があります。「
{自分のアカウント名}@g.kyokyo-u.ac.jp
」になっているか、特にスペルミスがないか、g.
をつけ忘れていないかを確認してください。 -
Webメールにメールが届きません。
「メッセージのコピーを保存する」のチェックが外れている可能性があります。設定を確認してください。
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Gmailの使い方を教えてほしい。
Gmailの画面の右上の?に〇のアイコンから「ヘルプ」や「トレーニング」が確認できます。それらを参照してください。
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個人や他組織のGmailに同じ設定をすることで、同様に使用することができますか?
できません。大学GmailとWebメールは互いに信頼するように設定をしています。この設定があるため、大学Gmailでもメールの送受信が可能になっています。個人や他組織のGmailとは信頼関係がないため、同じ設定をしても転送や送受信に失敗する場合があります。
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迷惑メールはどうなりますか?
Webメールの迷惑メールを確認する必要はありません。大学Gmailの迷惑メールを確認してください。
Webメールで迷惑メールと判定されたメールも大学Gmailに送られ、大学Gmailで改めて迷惑メールの判定が行われます。大学Gmailの迷惑メール判定は、世界中のメールを用いて学習されているため、Webメールよりも強力です。 -
転送に失敗することはありますか?
一部の異常なメール[1]を除いて転送に失敗することはありません。転送に失敗した場合でも、異常なメールのため受信を拒否したとして送信者にエラーメールが返されます。Webメールの「受信箱」を定期的に確認する必要はありません。